Netflixに登録したら観てほしい映画

こんにちは、阿部です。

二か月前くらいの話ではあるのですが、ようやくNetflixに登録しました。

 

映画が見たくて登録したはずが、スマホやパソコンで映画を見る気にはなれず、結局アニメばかり見てます。

 

そんな調子ではありますが、これでも映画は好きなほう(かなりライトな)ですので、一応どんな映画があるかは確認しました。

 

そしたらあったんですよ。みなさんに是が非でもお勧めしたい映画が。

 

ラース・フォン・トリアー監督の『ダンサー・イン・ザ・ダーク』です。

ダンサー・イン・ザ・ダーク - Wikipedia ←あらすじ等

カンヌでパルムドールをとった映画ではあるのですが、この映画ほど賛否両論に分かれるものってなかなかないと思います。というのも、この映画が大変暗い映画だからです。

 

 

 暗いポイントその1…ストーリーが暗い

 この映画、基本的にずっと暗い感じで進んでいきます。途中のミュージカルシーンではミュージカルらしく華やかになっていますが、それ以外はすべて暗いです。

 

そもそも主人公は徐々に視力を失っていき、また息子は同じ病気になると考えられています。もうのっけからキツい。

 

 

暗いポイントその2…カメラがブレブレ

 これはカメラマンがへたとかではなくて、一つの演出です。この監督は手持ちカメラにこだわる人ですので、多くのシーンがブレブレになっています。

 

こうもずっとブレブレだと妙な不安感に煽られます。

センター試験1.2.3.4.3.2.1になるくらい不安になります

 

 

暗いポイントその3…急なミュージカル

 まぁミュージカル映画において急に歌いだすことはよくあることです。

ただこの映画はちょっとワケが違う。暗い映画なのに急に歌いだす。

それはもうさながらジェットコースターです、メンヘラジェットコースター

全然準備してないのに急に明るくなっちゃう、正直ウェストサイドストーリー以上についていけないです。

 

 

そんな暗い映画をなぜ勧めるのか

 実は僕この映画を観終わった後、ガン泣きした挙句一週間後にフラッシュバックしてまたガン泣きしてしまいました。この映画はそれほどまで暗い映画であり、また強く記憶に残っています。

 

正直なところ、なんとなく「良い映画だなぁ」で終わってしまう映画って、何年かしたら忘れてしまいます。そこそこいい映画であっただけに記憶に残りづらい。『シザーハンズ』とかちょいちょい覚えてないし。

 

しかしこの映画のように人の心に爪痕を残しにくるような映画って、何年経っても忘れることはないです。だからこそ暗い映画は評価されるべきではないでしょうか。

 

 

ちなみにこの映画の監督であるラース・フォン・トリアー映画についてこのように語っています。

「映画は靴の中の小石でなければならない」

そんな言葉からもわかるように、暗い映画ばっかり撮る監督です。ほとんど変態です。他にも3作ほど観ましたがドッグヴィル - Wikipediaなんかは実験的な映画で面白かったです。

 

せっかくNetflixに登録しているのであれば、こんな重い映画もたまには観てはいかがでしょうか。